スーちゃん

女優さんでしたから、表現者。

つまり、ものつくりの人々。

ん～、でも、やっぱり私たち世代には『キャンディーズ』の『スーちゃん』なのです。

 

病気の事は、テレビを見ている人は誰もちっとも知らなかった。

だもの、私が知っているわけがないのだ。

 

スーちゃんが取材を受けた新聞や雑誌などの読み物を読んでいると、『元キャンディーズ』の田中好子。という肩書で呼ばれる事よりも、『女優』の田中好子。と呼ばれる事を良しとしていました。

あれだけの人気がありながら、商売の為の流行りの再結成という事を、一度もせず。

解散してから、『普通の女の子』を体験することは出来たのかしら？

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特別にファンクラブに入るほどじゃなかったけど、お茶の間ファンっていうのでしょうか。

キャンディーズには好感を持って見ていました。

ひょうきん族が流行るまで、父が非番で家に居る時以外の土曜の夜は、いつもドリフを見ていました。夜は裏番組で野球中継もありましたからね。

いつもお決まりの流れで、ドリフのコントの後、教会の合唱隊のような衣をまとい、いかりやさんの神父様とドリフメンバーやゲストアイドルたちとのやり取りがありました。

楽しかったな。

そこにいつもキャンディーズも出ていたような・・・

その後、歌番組のようにゲストさんたちの歌謡ショーでしたから、 流行りの歌はなんとなく聞き覚えていきました。

ふわっとしたスーちゃんがかわいく一番のお気に入りで、スーちゃんが真ん中だと、子供心に嬉しかった事を記憶しています。

そして、女優へと成長していく姿を、お茶の間から見ていたわけで・・・

病気の事は、一部の人しか知らず、頑張っていたのですね。

今まで、いいものを沢山見せてくれて、どうもありがとうございます。

少しゆっくり休んで、またやりたいことをしてください。

私があの世へ行った頃、あちらでもスーちゃんは、きっと素敵な女優さんになっている事でしょう。

合掌。