七草マラソン [その時のこと]
市で毎年恒例の七草マラソン。
かなり以前から市民からの熱い要望があったそうで、今まで運動公園の周辺だけだったコースが今年から延長され、私たちの街まで市道はコースの一部となりました。
運動神経とは無縁の私。マラソンなんて、テレビに映っているのを、チラッと見かけるだけ。マラソンに興味なんてさらさら無かったのに。
コースとなる市道は通行止め。
それに伴う、バスの運休。
運休によるバス会社の損失は、市民の税金で補填するのかしら?なんて思いながら。
洗濯物を干しながらふと外を見ると、いつの間にかマラソン運営スタッフが立っている。
間も無く通行止めの時間となり、スタッフが車に迂回を促している。
自動車が入ってこなくなり、ひっそりとした道。
これからもうすぐ、傍まで走る人々がやってくる。
物見遊山で、外へ出た。
通常は子ども達の見廻り活動をしている、市役所の市民安全課の車が『広報』のステッカーを車体に貼り付け、間も無く選手が到着する事を告げて行く・・・
なんかワクワクするわ。
オケ合わせをしている音が聴こえる、幕が開く前の劇場にいる気分。
そして、
警察の本物パトカー2台と、白バイに先導され、走る人々が・・・
う~ん、やっぱり速いのは、現役選手であろう十代の子ども達。
所属がわかる学校名が入ったユニホームを身に着けている。
オープニングを飾るような中学時代東葛駅伝に出ていたであろう近隣の高校生が走ってきてから、走るの大好き一般参加者の皆さんが・・・
コスプレランナーが楽しそう。観ている人を気にしているならエンターティナーだよ。
それぞれ、様々な思いで走るのでしょうね。
楽しげに走るのを眺めていると、こちらも楽しくなってくる。
これはまったく、お祭り騒ぎ。
パレードを観てるみたい。
お芝居や映画を観るような、一日のうちのわずかな時間。
結局、始まりから最終パトカーが通り過ぎるまで、最後まで観ちゃいました。
コースを撤収するスタッフも去ってしまうと、いつもの街に。
祭りの終わった静けさが・・・
こんなのだったら、「毎年あってもいいかな。」って思いました。
コメント 0